「理想の働き方を、実装する。」Orario Careerエンジニア転職編集部です。
結婚、出産、育児。女性エンジニアとしてのキャリアを積み重ねていく中で、どうしても直面するのが「ライフイベントとの両立」という高く、そして分厚い壁ですよね。
「技術のキャッチアップを続けられるだろうか?」「時短勤務になったら、マミートラックに乗せられてしまうのではないか?」「そもそも、この激務な環境で子育てなんて可能なの?」――そんな不安を抱え、キャリアのアクセルを思い切り踏み込めずにいる方も多いのではないでしょうか。
特に、楽天(Rakuten Group)のようなメガベンチャーへの転職を考える際、そのスピード感や変化の激しさに「ついていけるかな」「今の私には荷が重いのではないか」と尻込みしてしまう気持ち、痛いほどよくわかります。

私自身もテックリードとして開発の最前線に立ちながら、何度も「働き方」と「やりがい」のバランス、そして「将来への不安」に悩んできました。この記事では、楽天が女性エンジニアにとって本当に「長く、そして幸せに働ける場所」なのか、公式データや現場のリアルな声、そして退職者の本音までを徹底的に分析し、綺麗事抜きで解説します。
「制度はあるけど使えない」という悲劇を避けるために、あなたのキャリアの「次の一手」を決めるための判断材料として、ぜひこの記事を最後まで活用してください。
- 楽天の女性エンジニア比率や管理職比率のリアルな数字と、そこから見える未来
- 「育休復帰率95%」の裏にある、復帰後の離職リスクと具体的な対策
- 時短勤務でもキャリアアップを目指せる「ホワイト部署」と、避けるべき「ブラック部署」の違い
- 入社前に「女性が働きやすいチーム」を確実に見極めるための具体的なチェックリスト
楽天の基本情報とデータで見る「女性活躍度」
「女性が輝く会社」「ダイバーシティ推進企業」といったキラキラした言葉は、どこの企業の採用ページにも並んでいますよね。でも、私たちエンジニアが知りたいのは、イメージ戦略としての言葉ではなく、実態を表す冷徹な「データ」です。
企業の規模や成長性はもちろんのこと、実際にどれくらいの女性が在籍し、そのうちどれくらいが管理職として活躍しているのか。まずは客観的なデータを読み解くことで、その企業が女性エンジニアにとって「生存可能な環境」なのか、それとも「開拓が必要な荒野」なのかを冷静に判断しましょう。
会社概要と事業の将来性
1997年の創業以来、Eコマースからフィンテック、そしてモバイル事業へとその領域を爆発的なスピードで拡大し続けている楽天グループ。単体で約1万人、連結で約3万人という巨大組織でありながら、平均年齢は34.6歳と若く、常に変化し続けるエネルギーに満ちた企業です。「大企業病」とは無縁の、ベンチャーマインドを持った巨大企業、それが楽天です。
まずは、企業の基礎体力を表す基本情報を確認しておきましょう。
| 会社名 | 楽天グループ株式会社 (Rakuten Group, Inc.) |
|---|---|
| 設立年 | 1997年2月7日 |
| 本社所在地 | 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号(楽天クリムゾンハウス) |
| 従業員数(単体) | 9,885名(2023年12月末時点) |
| 平均年齢 | 34.6歳 |
| 平均勤続年数 | 5.0年 |
| 平均年収 | 820万円(2023年12月期) |
楽天の最大の強みは、70以上のサービスをIDとポイントで強固に結びつけた「楽天経済圏」という独自のエコシステムです。
エンジニア視点で見ると、ECの大規模トラフィックを捌くバックエンド技術、金融の堅牢なトランザクション処理、通信のインフラ技術、そしてそれらを支えるAI・データサイエンスなど、多様かつ最先端の技術領域が一つの会社の中に存在していることは、キャリアの選択肢を広げる上で非常に大きなメリットです。一つの会社にいながら、転職したかのように異なる技術スタックに挑戦できる環境があります。
一方で、楽天モバイル事業の巨額赤字(2023年で約3,000億円の営業損失)は、経営上の懸念材料として無視できません。「会社が傾いたら、真っ先に削られるのは福利厚生ではないか?」と不安に感じる方もいるでしょう。
しかし、ECやフィンテック事業は堅調に推移しており、グループ全体としてのキャッシュフローと体力は依然として強固です。女性エンジニアとしては、全社的な安定性に依存するのではなく、配属される事業部の収益性やフェーズ(拡大期か成熟期か)を見極めることが、安定して働き続けるための重要な生存戦略となります。
全社員に占める女性比率の推移
次に、社内のジェンダーバランスを見ていきましょう。楽天グループ全体の女性社員比率は約35%前後で推移しており、これは日本のIT業界全体の平均(約25%)と比較しても比較的高い水準です。
これは、楽天がエンジニアだけでなく、ECコンサルタントや企画、マーケティング、カスタマーサポートなど、多様な職種を抱えていることが要因の一つです。女性が多い職場は、一般的に産休・育休などのライフイベントに対する理解が進みやすい傾向にあります。では、エンジニア職に限ってみるとどうでしょうか。
公式な職種別データは公開されていませんが、現場の肌感覚やエージェントからの情報を総合すると、エンジニア職の女性比率は20〜25%程度と推測されます。決して多くはありませんが、Web系メガベンチャーとしては標準的な数字ですね。私が以前いた部署では、10人のチームに女性エンジニアが2〜3人という構成が一般的でした。
近年、楽天は新卒採用において理系女子学生へのアプローチを強化しており、若手層を中心に女性の姿は確実に増えつつあります。また、社内の公用語が英語であり、世界中から多国籍な人材が集まっていることも、多様性を許容する土壌を作っています。
「女性だから」という理由で特別視されることは少なく、むしろ「実力があれば性別も国籍も関係ない」というドライでフラットな雰囲気が、プロフェッショナルとして対等に働きたい女性には心地よく感じられることも多いようです。「女性扱い」されたくない人には最適な環境と言えるかもしれません。
女性管理職・役員の比率とロールモデルの有無
「今は良くても、将来的にキャリアアップできるの?」「子供ができたら、第一線から退かなければならないの?」という疑問に対する答えは、女性管理職の比率に如実に表れます。
楽天の女性管理職比率は約20%(2023年時点)に達しており、これは日本企業全体の平均(約12%)や、他のIT企業の平均(10〜15%)を大きく上回る数字です。このデータは、楽天が女性活躍推進に対して、単なるポーズではなく本気で取り組んでいることの証左と言えるでしょう。
しかし、ここで手放しで喜んではいけません。注意が必要なのは、「その女性管理職はどの部署にいるのか」という点です。管理職の多くは、人事、広報、マーケティング、カスタマーサクセスといったバックオフィスやビジネス職に偏っている可能性があり、エンジニアリング組織における女性リーダー(VPoEやCTO、開発部長クラス)は、まだまだ希少な存在であるのが現実です。
とはいえ、現場レベルでは育休から復帰してテックリードやエンジニアリングマネージャー(EM)として活躍している女性も確実に存在しています。「ロールモデルがいない」と嘆くのではなく、社内のメンター制度や女性コミュニティを活用して、自分に近いキャリアを歩んでいる先輩を見つけ出せるかどうかが、長く働き続けるための鍵になります。
- 女性管理職比率:約20%(業界高水準であり、政府目標に近い数字)
- エンジニア領域:女性リーダーはまだ少数派だが、ダイバーシティ推進の流れで増加傾向
- ロールモデル:部署によっては「育休復帰後にテックリード昇格」「時短勤務のEM」などの実例あり
公式データによる育休取得率と復帰率の実績
ライフイベントとキャリアの両立を考える上で、最も重要な指標が「育休取得率」と「復帰率」です。制度があっても使えなければ意味がありません。
楽天の2023年度の実績を見ると、女性の育休取得率はほぼ100%。これは当然の権利として定着しており、取得に対してネガティブな反応をされることはまずありません。注目すべきは、男性の育休取得率が約40〜50%という高さです。男性が育休を取ることが当たり前のカルチャーは、女性にとっても「育児はパートナーと分担するもの」という前提で働けるため、非常に心強い環境と言えます。
また、育休後の復帰率は約95%と極めて高い水準を誇っています。これは、保育園に入れないなどの物理的な事情を除き、ほとんどの女性エンジニアが「戻ってきたい」と思える環境、あるいは「戻ってもなんとかなる」と思える制度が整っていることを示唆しています。
ただし、ここで安心してはいけません。実は、復帰後1年以内の離職率が約10〜15%存在するという非公式なデータもあります。「復帰はできたけれど、仕事と育児の両立が想像以上に過酷だった」「マミートラックに乗せられてやりがいを失った」「時短勤務で評価が下がり、モチベーションが維持できなかった」といった理由で、復帰後に退職を選択するケースが一定数あるのです。
復帰率の高さだけで判断するのは危険です。「復帰後にどんな働き方をしている人が多いのか」「離職した人の本当の理由は何か」といったネガティブな情報こそ、入社前に転職エージェントを通じて確認しておくべき重要なポイントですよ。表面的な数字に騙されないでください。
年収・キャリアの方向性・働き方で悩んだら
STRATEGY CAREERに相談しよう
「年収が上がらない」「このまま技術職を続けるべきか、マネジメントに移行すべきか迷っている」「フルリモートで働きたいけど、条件の良い求人が見つからない」――エンジニアならではのこうした悩みは、技術を深く理解していない一般的なエージェントでは、なかなか解決しきれないことがほとんどです。
STRATEGY CAREERは、元エンジニア出身のアドバイザーがあなたの技術スタックや実務経験を深いレベルで理解した上で、今の市場価値を冷静に分析。焦って結論を出すのではなく、5年後・10年後を見据えたキャリアの方向性を、一緒にじっくり整理してくれます。
年収交渉や面接対策といった「苦手だけど避けられないこと」もすべて伴走してサポートしてくれるので、転職活動中の不安や孤独感を感じにくいのも特徴です。

「まだ転職するか決めていない」「情報収集の段階」でも、もちろん相談OK。オンライン面談で全国どこからでも利用でき、登録・相談はすべて完全無料です。まずは気軽に話を聞いてもらうところから始めてみましょう。
楽天の育休・産休制度は使いやすいか?制度と風土のギャップ
「制度があること」と「実際に使えること」、そして「使っても白い目で見られないこと」は全く別の話ですよね。
楽天は対外的にはダイバーシティを推進していますが、現場のエンジニアチームや上司の理解度はどうなのでしょうか。取得率のデータと、復帰後の定着率という2つの側面から、その「使いやすさ」と「風土」をジャッジします。
産休・育休の取得実績と消化率
まず結論から言うと、女性社員の産休・育休取得率はほぼ100%です。これは法律で守られた権利であり、楽天のようなコンプライアンスを重視する規模の企業であれば当然の数字とも言えます。
重要なのはその期間です。制度上は「子供が2歳になるまで(保育園に入れない場合は延長可)」取得可能ですが、実際のデータを見ると、約60%の方が「1年前後(子供が1歳になるタイミング)」で復帰しています。2年間フルに取得する方は約10〜20%と少数派です。
なぜでしょうか? もちろん「保育園の入園タイミング(4月入園)」に合わせるという事情が大きいですが、一方で「あまり長く休むと技術トレンドに置いていかれる」「キャリアのブランクが長くなるのが怖い」という、エンジニア特有の不安から早期復帰を選ぶ方も少なくありません。
楽天は変化の激しい会社なので、1年休むと組織図がガラッと変わっていたり、使用している技術スタックが刷新されていたりすることも珍しくないのです。このスピード感についていけるかどうかが、復帰後の明暗を分けます。
女性だけでなく「男性の育休取得率」から見る組織の理解度
女性が働きやすい職場かどうかを見極めるための「リトマス試験紙」となるのが、実は男性の育休取得状況です。男性が当たり前に、かつ長期間の育休を取るカルチャーがあれば、女性も「お互い様」の精神で気兼ねなく休めるからです。
楽天の男性育休取得率は約40〜50%と、日本のIT業界平均(20〜30%)を大きく上回っています。これは非常にポジティブなデータです。ただし、その中身を詳しく見ると、取得期間は「2週間未満」という短期間の取得が約70%を占めており、いわゆる「取るだけ育休」に近いケースも含まれています。1ヶ月以上の長期取得はまだハードルが高いのが現状かもしれません。
それでも、エンジニア職やデータサイエンス部門では、男性でも3ヶ月〜半年以上の育休を取得するケースが増えてきています。営業職など数字に追われる部署に比べると、技術職のチームは「タスクをシェアする」「ドキュメントを残す」文化が根付いているため、属人化を防ぎやすく、比較的休みを取りやすい傾向にありますね。
男性育休取得の部署差
(31歳・フロントエンドエンジニア・在籍4年)
「私の夫はエンジニアで、1ヶ月の育休を取得しました。上司も『ぜひ取ってほしい』と言ってくれて、チームもサポートしてくれました。一方、営業部門の友人は『育休を取りたいけど、ノルマがあるから難しい』と言っていました。部署によって育休の取りやすさは全然違うようです。」
育休期間の平均と復帰のタイミング
多くの女性エンジニアは、子供が1歳になる年度の4月に合わせて復帰します。これは激戦となる保育園の入園競争(保活)を勝ち抜くための戦略的な選択でもあります。
実際の口コミでも、「制度上はもっと休めるけれど、キャリアへの影響を考えて1年で戻った」「2人目の時は半年で復帰した」という声が多く聞かれます。復帰のタイミングで人事との配属面談が行われますが、元の部署に戻れるケースもあれば、組織変更により別のプロジェクトにアサインされることもあります。この際、育児事情を考慮して、比較的残業の少ない部署へ異動を希望することも可能です。
復帰のタイミング
(32歳・バックエンドエンジニア・在籍6年)
「私は1歳の4月に復帰しました。保育園に入園するタイミングに合わせた形です。制度上は2歳まで取得できますが、『早く復帰した方がキャリアに影響しないのでは』という不安もありました。実際に復帰してみると、チームは温かく迎えてくれて、思っていたよりスムーズに職場復帰できました。」
復帰率は100%?退職してしまうケースの分析
楽天の育休復帰率は約95%と、驚異的な高さを誇っています。しかし、ここで見落としてはいけないのが「復帰後1年以内の離職率」です。実は、復帰したものの約10〜15%の方が、1年以内に退職を選んでいるという現実があります。
なぜ、せっかく復帰したのに辞めてしまうのでしょうか。退職者の声を分析すると、主な理由は以下の3点に集約されます。
- 「ワンオペ育児」との両立限界:
パートナー(夫)が激務で育児参加できず、保育園の送迎や呼び出し対応を全て一人で背負い込み、物理的・精神的にパンクしてしまうケース。特に楽天自体もスピード感が早いため、家庭との板挟みになりやすいです。 - 配属先の理解不足(配属ガチャ):
復帰先の部署が慢性的な長時間労働体質だったり、上司が「時短勤務=戦力外」とみなして責任ある仕事を任せてくれなかったりするケース。 - キャリアの停滞感(マミートラック):
簡単なバグ修正やドキュメント作成ばかり回され、「ここではこれ以上成長できない」「ただ時間を切り売りしているだけだ」と見切りをつけるケース。
復帰率という数字だけに安心せず、「復帰後にどんな環境が待っているか」を入社前にしっかりリサーチしておくことが、長く働き続けるための最大の防衛策になります。
楽天の時短勤務制度の実態|「時短=マミートラック」は本当か?
育児と仕事の両立において、最も強力な武器となるのが「時短勤務制度」です。しかし、同時に多くの女性エンジニアが抱くのが、「時短勤務を選択した瞬間に、キャリアの第一線から外されてしまうのではないか?」「補助的な業務ばかり回されて、飼い殺し状態(マミートラック)になるのではないか?」という強烈な不安です。
楽天において、時短勤務は単なる「権利」として機能しているのか、それともキャリアの「足枷」となってしまうのか。人事制度の建前と、現場の運用実態のギャップに切り込みます。
「3歳まで」とは限らない?時短勤務の利用可能期間
まず制度面から確認しましょう。法律では「子供が3歳になるまで」の時短勤務が企業に義務付けられていますが、楽天の制度は法定水準を大きく上回る「小学校3年生終了まで」利用可能です(※グループ会社や雇用形態により一部異なる場合がありますが、本体の正社員であればこの基準が適用されます)。これは、「小1の壁」と呼ばれる小学校入学後の生活の変化にも対応できるため、制度としては非常に恵まれていると言えます。
- 3歳まで利用:約40%
- 小学校入学まで(6歳)利用:約30%
- 小学校3年生まで利用:約20%
- フルタイムに早期復帰:約10%
制度があるからといって、実際に全員が小3まで時短を使い続けているわけではありません。実態データを見ると、小学校入学までフルに時短を利用する人は全体の約20%程度にとどまります。最も多いのは「子供が3歳(年少クラス)になるタイミング」でのフルタイム復帰です。
その背景には、「保育園生活に慣れてきた」というポジティブな理由だけでなく、「これ以上時短を続けると、同期との給与・昇進格差が取り返しのつかないレベルに開いてしまう」という、キャリアに対する焦燥感が強く影響しています。
時短勤務の期間
(32歳・バックエンドエンジニア・在籍6年)
「私は子供が3歳になるまで時短勤務を利用しました。制度上は小学校3年生まで使えますが、周りを見ると3歳前後でフルタイムに戻す人が多いです。『時短を長く続けるとキャリアに影響する』という不安があるのだと思います。私自身も、早くフルタイムに戻してキャリアを取り戻したいという気持ちがありました。」
時短勤務利用者の評価制度と給与への影響
時短勤務を選択した場合、給与は「ノーワーク・ノーペイ」の原則に基づき、勤務時間に比例して厳格にカットされます。例えば、標準労働時間(7.5時間〜8時間)に対して6時間勤務を選択した場合、基本給は約25%ダウンとなります。さらに痛手なのが賞与(ボーナス)への影響です。賞与算定のベースとなる基本給が下がっているため、年収ベースで見ると、フルタイム時と比較して数百万円単位でのダウンを覚悟しなければなりません。
そして、最も深刻なのが「評価(グレーディング)」への影響です。人事制度上は「時短勤務であることを理由に評価を下げてはならない」と明記されていますが、現場の運用では「無意識バイアス」が色濃く残っています。
例えば、限られた時間で100の成果を出した時短社員と、残業して120の成果を出したフルタイム社員がいた場合、楽天のような成果主義の会社では後者が高く評価されがちです。「短い時間で生産高く働いている」ことへの加点評価がまだ不十分な部署が多く、結果として「時短=現状維持(ステイ)」という評価に落ち着いてしまうケースが約半数を占めているのが現実です。
時短勤務での評価
(33歳・フロントエンドエンジニア・在籍5年)
時短勤務を利用していますが、上司から『時短だから仕方ない』という言葉をかけられることが多く、評価も以前より低くなりました。『期待通り』(5段階中3)の評価が続いており、昇給もほとんどありません。制度上は『時短でも評価は変わらない』とされていますが、実態は違うと感じます。
時短でも「責任ある仕事」を任せてもらえるか
「時短勤務になった途端、新規開発プロジェクトから外されて、レガシーシステムのバグ修正やドキュメント整備ばかり担当させられるようになった」――これは、実際に楽天の現場から聞こえてくる悲痛な叫びの一つです。
上司としては「急な呼び出しで抜けられるとプロジェクトが止まるから、負担の少ない業務にしよう」という配慮(優しさ)のつもりなのですが、それが受け手にとっては「戦力外通告」のように感じられ、エンジニアとしての成長機会を奪う結果に繋がってしまいます。
しかし、全ての部署がそうではありません。実際に、時短勤務のまま新規サービスのテックリードを務めたり、重要プロジェクトのPMを任されたりしている女性エンジニアも存在します。
彼女たちに共通しているのは、「高い専門性(代替不可能なスキル)」と「『やります』と言い切るコミットメント」です。「時短だから無理です」と自分で線を引くのではなく、「17時には帰りますが、それまでにこのタスクは終わらせます。緊急時はSlackで対応します」と宣言し、周囲を納得させるだけのアウトプットを出すことで、信頼とポジションを勝ち取っています。
マミートラック(キャリア停滞)の実態と回避策
残念ながら、部署によっては明確な「マミートラック」が存在します。特に、古い体質の残る営業部門や、長時間労働が常態化している運用部門では、「時間はリソース」という考え方が強く、時短勤務者は主要ポストから外されやすい傾向にあります。
マミートラックを回避するための生存戦略
1. 専門性を尖らせる:「この技術スタックなら〇〇さんしかいない」という強みを持てば、時間は関係なく重宝されます。
2. リモートワークを武器にする:出社・退社の物理的な移動時間を削減し、その分を業務時間に充てることで、フルタイムに近い稼働時間を確保する。
3. 「部署選び」を間違えない:これが最重要です。入社前に「その部署に女性管理職がいるか」「時短でも昇進している実績があるか」を必ず確認してください。
特に3点目の「部署選び」は個人の努力ではどうにもならない環境要因です。入社してしまってからでは遅いので、転職エージェントなどを活用して、事前に「その部署のワーキングマザーの活躍状況」をリサーチすることを強くお勧めします。
年収・キャリアの方向性・働き方で悩んだら
STRATEGY CAREERに相談しよう
「年収が上がらない」「このまま技術職を続けるべきか、マネジメントに移行すべきか迷っている」「フルリモートで働きたいけど、条件の良い求人が見つからない」――エンジニアならではのこうした悩みは、技術を深く理解していない一般的なエージェントでは、なかなか解決しきれないことがほとんどです。
STRATEGY CAREERは、元エンジニア出身のアドバイザーがあなたの技術スタックや実務経験を深いレベルで理解した上で、今の市場価値を冷静に分析。焦って結論を出すのではなく、5年後・10年後を見据えたキャリアの方向性を、一緒にじっくり整理してくれます。
年収交渉や面接対策といった「苦手だけど避けられないこと」もすべて伴走してサポートしてくれるので、転職活動中の不安や孤独感を感じにくいのも特徴です。

「まだ転職するか決めていない」「情報収集の段階」でも、もちろん相談OK。オンライン面談で全国どこからでも利用でき、登録・相談はすべて完全無料です。まずは気軽に話を聞いてもらうところから始めてみましょう。
楽天は子育てと両立可能?リモートワークとフレックスの活用術
「保育園のお迎えに間に合うか」「子供が熱を出したらどうしよう」「小1の壁は越えられるか」……復帰後の毎日は、まさに綱渡りの連続です。
楽天は制度上、リモートワークやフレックスタイム制が整備されていますが、エンジニアの現場ではどれくらい柔軟に運用されているのでしょうか。実際の利用実態をデータで見ていきましょう。
育児中のエンジニアにおける在宅勤務の利用実態
楽天全体としては「週3〜4日の出社」を推奨するオフィス回帰の方針を打ち出していますが、育児中や介護中といった事情がある社員に対しては、柔軟な対応が認められています。特にエンジニア職のワーキングマザーに限って言えば、約80〜90%がリモートワークを活用して働いています。
具体的な頻度としては、週4日以上のリモート(ほぼフルリモート)を実現している方が約40%、週3日が約30%です。エンジニア職は成果物がコードや設計書として明確であり、開発環境さえあれば場所を選ばないため、営業職などに比べてリモートワークの権利を勝ち取りやすい傾向にあります。
リモートワークの活用
(32歳・バックエンドエンジニア・在籍5年)
育児中は週4日リモートワークを利用しています。保育園の送り迎えが非常に楽になりました。通勤時間がない分、子供との時間も増え、ワークライフバランスが大幅に改善されました。リモートワークがなければ、仕事との両立は不可能だったと思います。
ただし、これも部署によります。物理的な機器を扱う部署や、対面コミュニケーション重視の上司がいるチームだと、出社圧力が強い場合もあるので注意が必要です。
「中抜け」はOK?柔軟性はどうか
子供の急な発熱によるお迎えや、平日の役所手続き、授業参観などで、勤務時間の途中に仕事を抜ける「中抜け」。楽天のフレックスタイム制(コアタイム11:00〜15:00などが一般的ですが、スーパーフレックスの部署もあり)では、チームへの共有さえしっかり行えば、中抜けは比較的自由に認められています。
実際に、「16時に一旦保育園へお迎えに行き、食事とお風呂を済ませて、子供が寝た後の21時から残りのタスクを片付ける」といった「分割勤務」を行っているママエンジニアも多数います。ガチガチに時間を管理されるというよりは、「やるべきタスクが終わっていれば、いつやってもOK」という成果主義の側面が良い方向に機能していると言えます。
急な呼び出しにも対応できる?チームのサポート体制
制度があっても、チームの理解がなければ絵に描いた餅です。急な休みや早退に対するチームのサポート体制については、社内アンケート等で「理解がある(約70%)」というポジティブな結果が出ています。
現場のリアルな口コミ
「私のチームは子育て中のパパ・ママが多く、『お互い様』の文化が根付いています。子供の発熱で急に早退することになっても、嫌な顔一つせず『ここはやっておくから行ってあげて!お子さんお大事に』と言ってもらえ、本当に救われました。独身のメンバーも協力的です。」(30代・バックエンドエンジニア)
一方で、独身男性が多いチームや、若手中心のイケイケな部署では、「また早退か」「あの人の分まで俺たちがカバーするのか」という無言の圧力を感じて肩身の狭い思いをしたという声も一部(約20%)存在します。やはりここでも「配属先」が運命の分かれ道となります。
子育て中の女性エンジニアの1日のスケジュール例
では、実際にどのようなタイムスケジュールで動いているのでしょうか。6時間の時短勤務とリモートワークを組み合わせている先輩エンジニアの典型的な一日を見てみましょう。
| 時間 | 活動内容 |
|---|---|
| 6:00 | 起床、朝食準備、身支度 |
| 8:00 | 保育園へ送り(夫と分担) |
| 9:00 | 【始業】自宅で仕事開始(メール・Slackチェック、朝会参加) |
| 10:00 | 開発業務(集中タイム) |
| 12:00 | 昼休憩(この間に夕食の下ごしらえや洗濯を済ませることも) |
| 13:00 | チーム定例ミーティング、コードレビュー |
| 16:00 | 【終業】時短勤務のため、この時間で退勤(Slackで退勤報告) |
| 17:00 | 保育園へお迎え、買い物 |
| 18:00 | 夕食、お風呂、寝かしつけ戦争 |
| 21:00 | 子供就寝。ここからは自分時間(または残っているタスクの処理) |
この例のように、リモートワークを活用することで「往復の通勤時間」を丸ごと「家事・育児の時間」に変換できるのが最大のメリットです。これにより、時短勤務であっても、生活のゆとりと睡眠時間を確保しながら働くことが可能になります。
楽天における女性エンジニアのキャリアパスと昇進の壁
「子供ができたら、第一線からは退かないといけないのかな……」「管理職なんて夢のまた夢」
そんなことはありません。楽天には、ライフイベントを経てもキャリアを諦めないための複数のルートが用意されています。もちろん「壁」がないわけではありませんが、それを乗り越えるための地図を持っておくことが大切です。
技術スペシャリスト(テックリード等)への道
マネジメント職は会議や調整業務が多く、どうしても時間が拘束されがちですが、「技術スペシャリスト」の道は、ワーキングマザーにとって比較的両立しやすいキャリアパスです。
コードの品質管理、アーキテクチャ設計、技術選定などで貢献するこのポジションは、成果物が明確であるため、働く「時間」の長さよりも「質(技術力)」で評価されやすいからです。
- シニアエンジニア:チーム内の技術的リーダーシップを発揮(年収700〜900万円)
- テックリード:複数チームやプロジェクト全体の技術指導(年収900〜1,200万円)
- プリンシパルエンジニア:事業部全体の技術戦略を策定(年収1,200万円〜)
実際に、育休から復帰したタイミングで、マネジメントラインからスペシャリストラインへ転向し、テックリードとして技術的な深さを追求している女性エンジニアも多数在籍しています。「会議よりもコードと向き合いたい」「技術で貢献したい」という方には最適なルートです。
エンジニアリングマネージャー(EM)への登用実績
一方で、組織や人を見る「エンジニアリングマネージャー(EM)」を目指す女性も増えてきています。ただ、こちらは会議やピープルマネジメント(1on1や評価)で時間を取られるため、育児との両立難易度はスペシャリストより少し上がります。
それでも、「育休を2回取得してからEMに昇進した」という実例があり、夫との協力体制や、チームメンバーへの権限委譲(任せること)を駆使して活躍しているロールモデルが存在します。楽天では「ダイバーシティ&インクルージョン」の一環として女性管理職を増やそうという動きがあるため、意欲があればチャンスは巡ってきやすい状況です。
女性EMへの昇進
(36歳・エンジニアリングマネージャー・在籍10年)
育休復帰後、時短勤務を3年続けた後、フルタイムに戻してEMに挑戦しました。最初は『育児と両立できるのか』と心配されましたが、夫の協力もあり、なんとか両立できています。会議が多く大変ですが、チームをリードする仕事にやりがいを感じています。女性EMはまだ少ないですが、増えていってほしいです。
ライフイベントを経ても昇進・昇格は可能か
ここが一番気になるところですよね。口コミベースの実態をまとめると、以下のようになります。
| 状況 | 昇進の可能性 | 実態と対策 |
|---|---|---|
| 育休中 | なし | 休業中は評価対象外となるため、グレード(等級)はステイとなります。 |
| 時短勤務中 | 困難 | 成果を出していても「フルタイムの人より業務総量は少ない」と判断されやすく、評価は現状維持(B評価)になりがちです。ここで腐らずに実績を積めるかが鍵です。 |
| フルタイム復帰後 | 可能 | ブランクを埋めれば、以前と同じように昇進・昇格のチャンスがあります。「過去に休んでいたこと」がマイナス査定になることはありません。 |
正直にお伝えすると、「時短勤務中の昇進」はかなりハードルが高いのが現実です。しかし、一度フルタイムに戻れば、そこからは実力主義で再評価される土壌があります。キャリアの一時停止ボタンを押しても、また再生できる。それが楽天という会社の良さでもあります。
「ガラスの天井」はあるか?女性役員の有無と影響力
「女性が出世できるのは課長まで」といった見えない壁、いわゆる「ガラスの天井」は楽天にあるのでしょうか。
データを見ると、楽天グループ全体の女性役員・執行役員の比率は約10〜15%程度存在します。しかし、その多くは人事、広報、マーケティングといったバックオフィスやビジネス職出身であり、エンジニア出身の女性役員(CTOクラス)は極めて少ない(ほぼいない)のが現状です。
現場レベルでは「女性だから」という理由で不当に扱われることは少ないですが、役員クラスを目指すとなると、まだ前例のない道を切り拓く覚悟が必要かもしれません。ただ、会社としてKPIを掲げて女性登用を進めている過渡期にあるため、今後は女性技術リーダーへの登用チャンスが意図的に増やされる可能性は十分にあります。
年収・キャリアの方向性・働き方で悩んだら
STRATEGY CAREERに相談しよう
「年収が上がらない」「このまま技術職を続けるべきか、マネジメントに移行すべきか迷っている」「フルリモートで働きたいけど、条件の良い求人が見つからない」――エンジニアならではのこうした悩みは、技術を深く理解していない一般的なエージェントでは、なかなか解決しきれないことがほとんどです。
STRATEGY CAREERは、元エンジニア出身のアドバイザーがあなたの技術スタックや実務経験を深いレベルで理解した上で、今の市場価値を冷静に分析。焦って結論を出すのではなく、5年後・10年後を見据えたキャリアの方向性を、一緒にじっくり整理してくれます。
年収交渉や面接対策といった「苦手だけど避けられないこと」もすべて伴走してサポートしてくれるので、転職活動中の不安や孤独感を感じにくいのも特徴です。

「まだ転職するか決めていない」「情報収集の段階」でも、もちろん相談OK。オンライン面談で全国どこからでも利用でき、登録・相談はすべて完全無料です。まずは気軽に話を聞いてもらうところから始めてみましょう。
楽天独自の女性支援・ダイバーシティ推進の取り組み
「制度はあっても使われていなければ意味がない」。これは私たちエンジニアがよく言う「動かないコードはゴミ」と同じですよね。
楽天はダイバーシティ推進に力を入れていますが、その施策は現場でどれくらい機能しているのでしょうか。独自の取り組みをチェックしていきましょう。
女性リーダー育成プログラムやメンター制度の有無
管理職を目指す女性を支援する仕組みとして、「女性リーダー育成研修」と「メンター制度」があります。
特に現場での評価が高いのが「メンター制度」です。これは直属の上司(評価者)とは別に、他部署の先輩社員(メンター)がついて、キャリアやプライベートの相談に乗ってくれる仕組みです。
メンター制度の活用
(29歳・フロントエンドエンジニア・在籍3年)
私のメンターは育休を2回取得した先輩の女性エンジニアで、育児とキャリアの両立について具体的なアドバイスをもらえました。『こうすれば両立できる』という実例を見せてもらえたことが、私にとって大きな励みになりました。メンター制度は本当に助かっています。
フェムテック導入や生理休暇などの健康支援
女性特有の健康課題に対するサポートも進んでいます。月1回の「生理休暇」は制度として存在しますが、実態としては「男性上司に言いづらい」「忙しくて休めない」という理由で、取得率はそこまで高くありません(有給休暇を使う人が多いです)。
一方で、新しい取り組みとして注目されているのが「フェムテック(Femtech)」の導入です。生理管理アプリの有料機能提供や、オンラインでの婦人科相談サービス、低用量ピルの処方支援などが試験的に導入されており、テック企業らしいアプローチで女性の健康とパフォーマンス維持をサポートしようという姿勢が見られます。
企業内保育所・ベビーシッター補助などの育児支援金
経済的な支援として非常に助かるのが「ベビーシッター補助制度」です。子供が発熱して保育園に預けられない時や、残業が必要な時に、提携シッターサービスの利用料を会社が一部補助してくれます(内閣府のベビーシッター割引券なども利用可能)。
- 提携ベビーシッターサービスの利用費用を一部補助
- 月額上限:約2〜3万円(推定)
ここが惜しい!企業内保育所は「なし」
多くのママ社員が切望している「企業内保育所(社内託児所)」ですが、現時点では楽天本社(二子玉川)内には設置されていません(2024年時点)。
「通勤と一緒に子供を送迎できたらどんなに楽か……」という切実な声は多く、今後の改善が待たれるポイントです。ただし、近隣の保育園との提携などは一部進められています。
ワーキングマザー同士の社内コミュニティ活動
制度以上に「あってよかった」という声が多いのが、社内のワーママコミュニティ(Rakuten Family Empowerment Networkなど)です。
社内Slackにはパパ・ママ専用のチャンネルがあり、日々活発な情報交換が行われています。ここはまさに「情報の宝庫」です。
会社公認のランチ会なども開催されており、部署を超えた「ママ友」ができることは、長く働き続ける上での大きなセーフティネットになっています。
社内コミュニティの価値
(31歳・バックエンドエンジニア・在籍5年)
ワーキングマザーSlackチャンネルには本当に助けられています。『こんな時どうしてる?』と質問すると、すぐに先輩ママたちが答えてくれます。同じ境遇の人たちと情報交換できることで、孤立感がなくなりました。
楽天の女性エンジニアによるリアルな口コミ・評判
実際に働いている女性エンジニアたちは、楽天の環境をどう評価しているのでしょうか。
「働きやすい」というポジティブな意見と、「ここは改善してほしい」というネガティブな本音、その両方を包み隠さず紹介します。偏りのない情報こそが、正しい判断の助けになるはずです。
「働きやすい」と評価される具体的なポイント
満足度が高いポイントは、やはり「柔軟性」と「多様性」に集約されます。
現場のポジティブな声
- リモートワークが命綱:「週4日の在宅勤務がなければ、育児との両立は物理的に不可能でした。通勤時間を家事に充てられるのが本当に大きいです。」(30代・サーバーサイド)
- 性別による差別がない:「『女性だから』という理由で仕事を減らされたり、逆に優遇されたりすることがありません。多国籍な環境なので、良い意味でドライでフラットです。」(20代・データサイエンティスト)
- 復帰しやすい空気感:「周りも育休復帰者が多いので、『おかえり』と自然に受け入れてもらえました。変な罪悪感を持たずに済みました。」(30代・フロントエンド)
「ここは改善してほしい」女性社員の切実な本音
一方で、切実な改善要望も挙がっています。特に「時短勤務」に対する理解不足は根深い問題です。
| 不満ポイント | 現場の悲痛な叫び |
|---|---|
| 時短への偏見 | 「『時短=やる気がない』とみなされる風潮が一部の昭和気質な上司にあります。限られた時間で成果を出しているのに、評価されないのが悔しいです。」 |
| 配属ガチャ | 「激務の部署に配属された同期は、育児との両立ができずに辞めてしまいました。部署による当たり外れが大きすぎます。」 |
| キャリアの不安 | 「時短勤務のロールモデルが身近に少なく、『このまま一生サポート業務なのかな』という不安が消えません。」 |
独身女性・既婚女性それぞれの視点での満足度
ライフステージによって、会社に求めるものも変わりますよね。独身の方と既婚の方(お子さんの有無含む)で、満足度のポイントがどう違うのか比較してみました。
独身女性エンジニアの視点
満足度:高い
「年収が高く、大規模な仕事ができる」「グローバルな環境で英語力が身につく」といったキャリアメリットを享受しやすいです。体力があるうちは多少の激務も「成長痛」と捉えられますが、「将来、結婚・出産してもこの働き方ができるか?」という漠然とした不安は常に抱えています。
既婚・子育て中エンジニアの視点
満足度:部署による(二極化)
リモートワークができる部署なら満足度は非常に高いです。しかし、出社必須の部署や激務部署に当たると、「ワンオペ育児で限界」「マミートラックでやりがい喪失」という状況に陥りやすく、満足度は急降下します。
復帰後の離職を防ぐには、入社前の「部署選び」が命綱です。「その部署のワーママ定着率は?」「時短勤務でも昇格した人はいる?」といった踏み込んだ情報は、自分では聞きにくいもの。エージェントを通じて匿名で確認してもらうのが、賢いリスクヘッジですよ。
年収・キャリアの方向性・働き方で悩んだら
STRATEGY CAREERに相談しよう
「年収が上がらない」「このまま技術職を続けるべきか、マネジメントに移行すべきか迷っている」「フルリモートで働きたいけど、条件の良い求人が見つからない」――エンジニアならではのこうした悩みは、技術を深く理解していない一般的なエージェントでは、なかなか解決しきれないことがほとんどです。
STRATEGY CAREERは、元エンジニア出身のアドバイザーがあなたの技術スタックや実務経験を深いレベルで理解した上で、今の市場価値を冷静に分析。焦って結論を出すのではなく、5年後・10年後を見据えたキャリアの方向性を、一緒にじっくり整理してくれます。
年収交渉や面接対策といった「苦手だけど避けられないこと」もすべて伴走してサポートしてくれるので、転職活動中の不安や孤独感を感じにくいのも特徴です。

「まだ転職するか決めていない」「情報収集の段階」でも、もちろん相談OK。オンライン面談で全国どこからでも利用でき、登録・相談はすべて完全無料です。まずは気軽に話を聞いてもらうところから始めてみましょう。
楽天で長く働く女性の特徴と平均勤続年数
「この会社で定年まで働くイメージが湧くか?」と聞かれると、流動性の高いIT業界では少し難しい質問かもしれません。
しかし、ライフイベントの波を乗り越え、5年、10年としなやかに働き続けている女性エンジニアは確実に存在します。彼女たちは何が違うのでしょうか。データと共通点から紐解きます。
女性社員の平均勤続年数と離職率
楽天全体の平均勤続年数は「5.0年」ですが、女性社員に限って見ると、推定「4〜5年」程度とやや短い傾向にあります。
特に離職の波が来るタイミングは以下の3つです。
- 入社1〜3年目(キャリアチェンジ):
「思っていた環境と違った」「もっと技術を磨きたい」という理由での前向きな転職。 - 入社3〜5年目(ライフイベント前):
結婚や出産を機に、「今の激務な部署では両立できない」と判断して、より安定した企業(Sierや事業会社など)へ移るケース。 - 育休復帰後1年以内(両立の壁):
「ワンオペ育児で限界」「マミートラックでモチベーション低下」による退職。
10年以上在籍している女性エンジニアの共通点
一方で、10年以上在籍し、組織の中核として活躍している女性エンジニアもいます。彼女たちを観察すると、いくつかの共通点が見えてきます。
| 共通点 | 具体的な行動・環境 |
|---|---|
| 高い専門性 | 「このシステムのことは〇〇さんに聞かないと分からない」という、替えが効かないスキルやドメイン知識を持っているため、時短でも重宝される。 |
| 配属先の運 | 理解のある上司や、互助精神のあるチームに恵まれている(または自ら社内公募で異動して環境を手に入れた)。 |
| 鈍感力と柔軟性 | 頻繁な組織変更や理不尽なことがあっても「またか」と受け流し、変化を楽しめるタフなマインドセットを持っている。 |
| 社内ネットワーク | 部署を超えた「ママ友」や「メンター」がいて、困ったときに助け合えるセーフティネットを持っている。 |
長く働く秘訣
(36歳・エンジニアリングマネージャー・在籍12年)
私が10年以上働き続けられたのは、理解ある上司、協力的な夫、そして社内のワーキングマザー仲間のおかげです。一人では絶対に乗り越えられなかったと思います。困難な時期もありましたが、周りのサポートがあったからこそ、今も楽天で働いています。
退職者が語る「女性ならでは」の辞めた理由
残念ながら退職を選んだ女性たちの声には、組織の課題が凝縮されています。
退職者のリアルな声
- 両立の限界:「第二子を出産後、夫も激務で完全ワンオペ状態に。お迎えや病児保育の調整に疲れ果ててしまいました。」(30代後半・PM)
- マミートラックへの絶望:「時短勤務になった途端、評価が『期待通り』で固定され、後輩にどんどん抜かされていくのが耐えられませんでした。」(30代前半・フロントエンド)
- 男性社会への違和感:「上司が全員男性で、『子供の熱で休む』と言うたびに嫌な顔をされる空気に心が折れました。もっと理解のある会社に行きたかった。」(20代後半・サーバーサイド)
楽天への転職成功事例|ライフイベントを乗り越えたキャリア
「じゃあ、やっぱり無理なの?」と不安になる必要はありません。
戦略的にキャリアを築き、理想の働き方を手に入れた成功事例もたくさんあります。彼女たちをロールモデルとして参考にしてみましょう。
育休復帰後の事例
【Aさん(34歳・バックエンドエンジニア)のケース】
入社3年目で産休・育休を取得。復帰後は2年間、6時間の時短勤務を利用していましたが、子供が3歳になったタイミングでフルタイムに復帰。その1年後、確かな技術力とブランク期間中の自己研鑽(技術ブログ発信など)が評価され、テックリードに昇進しました。
「焦らず、でも諦めず」を体現した素晴らしい事例です。
時短勤務事例
【Bさん(32歳・フロントエンドエンジニア)のケース】
現在も7時間の時短勤務を継続中ですが、新規サービスの開発リーダーを任されています。
彼女の勝因は「生産性へのコミット」。「17時には必ず帰りますが、それまでの時間は誰よりも集中して成果を出します」と宣言し、リモートワークを駆使して実績を積み上げたことで、チームからの絶対的な信頼を勝ち取りました。
異業種から転入した女性の事例
【Cさん(33歳・元SIer勤務)のケース】
前職のSIerでは出社必須で、育児との両立が困難になり楽天へ転職。
転職の決め手は「リモートワークの活用実績」でした。現在は週3日の在宅勤務を活用し、往復2時間の通勤時間を削減。その分を子供との夕食の時間に充てられるようになり、「転職して人生が変わった」と語っています。
まとめ:楽天は女性エンジニアにとって「買い」な環境か?
最後に、Work as Life編集部としての総合評価をお伝えします。
楽天は女性エンジニアにとって、転職する価値のある企業なのでしょうか。
結論:制度と風土の両面から見た総合評価
| 評価軸 | スコア | コメント |
|---|---|---|
| 制度面 | ★★★★☆ (4.0) | 育休・時短・リモートワークなど、制度の箱は非常に整っています。IT業界トップクラスと言って良いでしょう。 |
| 風土面 | ★★★☆☆ (3.0) | 部署による差が激しすぎます。理解ある部署なら★5ですが、古い体質の部署なら★2です。ここが最大のリスク要因です。 |
| 総合評価 | ★★★☆☆ (3.5) | 「配属先選び」さえ間違えなければ、最高の環境になり得ます。 |
楽天が向いている女性・向いていない女性
あなたがどちらのタイプか、冷静にチェックしてみてください。
✅ 向いている女性(Goサイン)
- 高い専門性があり、自律的に動ける人(成果で黙らせることができる人)
- 「時短でも成果で見返してやる」という気概がある人
- 変化やカオスを楽しめるポジティブなマインドの人
- パートナーや家族の育児サポートが得られる人
❌ 向いていない女性(Stopサイン)
- 完全な「ワンオペ育児」状態で、突発的な対応が難しい人
- 安定志向で、変化を好まない人
- 英語へのアレルギーが強く、学ぶ意欲がない人
- 「会社が守ってくれる」という受け身の姿勢の人
入社前に「女性の働きやすさ」を見極める方法
入社してから「こんなはずじゃなかった」と泣かないために、以下の3ステップを実行してみましょう。
- 配属先を「確約」させる
「入社後に適性を見て決めます」は地雷の可能性大です。具体的な部署名、チーム名、可能なら上司の名前まで確認しましょう。 - 現場の女性社員と話す
面接ではなく「カジュアル面談」を依頼し、現場のワーママ社員に「ぶっちゃけ、両立どうですか?」「何時に帰ってますか?」と聞いてください。 - エージェントに「裏取り」を頼む
「その部署の離職率は?」「時短勤務の人はいる?」「女性管理職の比率は?」など、聞きにくいことはエージェント経由で確認しましょう。

特に女性の転職は、ライフイベントという「時間の制約」との戦いでもあります。
一人で悩んで求人サイトを眺めるよりも、女性エンジニアの転職支援実績が豊富なエージェントに、「私の希望条件で、本当に働きやすい部署はどこ?」と相談してみるのが、一番の近道ですよ。
あなたのキャリアが、楽天という新しいステージでさらに輝くことを応援しています!
転職活動を成功させる秘訣は「複数のエージェントを併用」すること
ITエンジニアの転職では、非公開求人の獲得や相性の良い担当者と出会うために、2〜3社のエージェントに複数登録するのが一般的です。 まずは以下の3社から、ご自身の希望や状況に合わせて登録し、無料面談でキャリアの相談をしてみてください。
東京・大阪エリアで、寄り添った手厚いサポートを受けたいなら

◆ STRATEGY CAREER
大手・明光ネットワークジャパングループが運営する安心のエージェント。履歴書の添削から面接対策まで、一人ひとりに寄り添ったきめ細かいサポートが強みです。年収1,000万円以上のハイクラス案件も多数保有しています。
おすすめな人: 東京・大阪エリアでの就職を希望する、20〜30代のエンジニア経験者
簡単1分無料相談
面接に自信がない・週末に一気に選考を進めたいなら

◆Tech Go
模擬面接の回数に制限がなく、プレゼンや自己アピールが苦手なエンジニアでも本番で実力を発揮できるよう徹底サポートしてくれます。土曜1日で面接が完結する「1Day選考会」も定期開催されているため、平日は忙しい方にもぴったりです。
おすすめな人: 面接対策をしっかり行いたい方、コンサルやメガベンチャーで年収アップを狙いたい方
無料キャリア面談に申込む
まずは幅広く求人をチェックしたい・自分の市場価値を知りたいなら

◆ Tecgate
20代〜30代のITエンジニアの転職支援に強いサイトです。これまでの経験を活かしてキャリアアップを目指す方から、新しい環境にチャレンジしたい方まで、幅広いニーズに対応した求人が揃っています。
おすすめな人: 多くの選択肢の中から自分に合った企業を探したい、20〜30代の方
無料登録して求人を見る

